完熟亭AOKIでのりんごの一年をご紹介します。



厳冬期の剪定作業

1月ごろ

りんごの樹は人間と同様、睡眠時間が必要です。
12月から3月は休眠期です。その間にその樹の成長方向を決定する作業が剪定作業です。
太陽の光がまんべんなく当たり、大きい美味しいりんごの芽がつくように。


品種更新(接木作業)

3月ごろ

3年頃から実がなり始めます。一つの原木に3〜4品種を実らせる例もあります。
原木(今ある樹、りんごの樹ならなんでもよい)に実らせたい品種の枝を接木します。
りんごの新品種を導入する基本作業として接木(つぎき)が行われます。


 


りんごの花満開

4月から5月ごろ

4月後半〜5月、 真っ白な花びらと若い花袋のピンクが混じって
りんごの樹は最高の化粧をしています。
受粉作業にマメコバチという蜂が花から花へ根気良く飛び回ってくれます。

 

 


樹の下の草刈り


りんごに施した養分を雑草に吸い取られないようにりんごの樹の周りの草刈りを行います。
省力方法として除草剤を使用する方法もありますが、
完熟亭AOKIでは減農薬の一環として手作業(写真)または自動機にて刈り取り、
また刈り取った草は肥料として大地に戻します。

 

 


りんごの青春期

5月から6月ごろ

5月〜6月、 受粉花はすべて結実します。
そのうち約30個に一つがこの世に生きる青春りんごです。
私達はこの作業を「花摘み」「摘果」と言います。農家にとっては一番忙しい季節です。

 

 


りんごの消毒

りんごを病害虫から守るために1シーズンに10回程度の農薬散布を行います。
残念ながら果物は無農薬では食べられるものは収穫できません。
(虫にとってもくだものはおいしい餌なのです。)
とはいえ、いかに減農薬でおいしい果物を栽培するかが毎日の課題です。


 


りんごの化粧(葉摘み作業)

8月から9月ごろ

収穫前に赤いりんごの化粧作業を行います。
ひとつはりんごにくっついている葉っぱを最小限摘み取ります。
葉っぱを取り除くことにより太陽の光がよりあたるようにするためです。
また、りんごの木の下に銀色のシートを敷いて下からの反射でりんごのお尻にも太陽の光を当たるようにするためでもあります。
こうすることで、より赤く甘みのあるりんごに仕上がります。
さらには、りんごの実をわずかに回転させて、枝等の障害物による日のあたらない部分をなくします。
(まわしすぎると、りんごがもげてしまいますので結構大変な作業です。)

 

 


収穫期

9月から11月ごろ

9月〜11月、 暑い夏にどんどん成長したりんごは成熟期に近づくと赤く(品種によっては黄色)に色つき始めます。
そして、完熟してくると表面に艶が出てき、果汁がしみ出てきます。
これが食べ頃のサインです。

 

 

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